ブラックジャックのルールなどを調べてみると「インシュアランス」という言葉が出てきていたので、ルールだけは知っていました。
しかし、
- インシュアランスを使うのはどうなのか?
- どんなタイミングで使えば良いのか?
このような疑問があったので調べてみることにしました。
こちらのページではインシュアランスについて調べた内容をまとめてみたいと思います。
インシュアランスは使わないほうが良い
インシュアランスについて見ていると、一番多い意見が「使わないほうが良い」ということでした。
なぜ使わないほうが良いのでしょう。
理由について調べてみると「確率が低い」という一言にまとめられます。
具体的に見ていきましょう。
まずインシュアランスはディーラーの手札に「A」がある時に宣言できます。
インシュアランスはディーラーの残りの手札が「10、J、Q、K」があれば成立します。
となると、これは単純に手札に「10、J、Q、K」があるかないかだけの話なので、確率の話です。
となると、その確率を計算してみるとこのようになります。
※カードは6デッキ(組数)とする
- 単純に計算した場合
4枚/12枚 = 33.3% - カード全体で考えた場合
カードの総枚数:312枚
10、J、Q、Kの枚数:24枚
インシュアランスが成立する確率:7.7%
このようにインシュアランスが成立する可能性は基本的に低いものになっています。
別に確率が低くても良いのですが、インシュアランスしたとしても、掛け金の2倍にしかなりません。
あくまでも負けを0にできるくらいで、失敗すれば逆に損失は大きくなってしまいます。
だから確率の割に戻ってくる金額が少ないのが、インシュアランスを使わないほうが良いと言われている理由でした。
インシュアランスが使えるタイミング
かといってインシュアランスが使えるタイミングが無いわけでもないようです。
実際に使える場面を考えてみるとこのようなタイミングがありました。
- シングルデッキでプレイヤー複数人で協力できる場合
- カウンティングして確率が高いと判断できる場合
具体的にどういった場面かを説明したいと思います。
シングルデッキでプレイヤー複数人で協力できる場合
一番使えるパターンはこのパターンということでした。
(カジノでこのパターンはないですが汗)
場のプレイヤーの手札に「J、Q、K」がない場合にインシュアランスの確率はかなり高くなります。
デッキ(=カードの組数)が1デッキで行う場合に使われるカードの枚数は52枚となります。
その中で「10、J、Q、K」が含まれている数は12枚で、確率的には30.8%(16/52)です。
最初に配られた時点で4人でした場合に配られる数は10枚(2×5)。
その中に「10、J、Q、K」がない場合にディーラーの手札でブラックジャックが成立する確率は「37.2%(16/43)」。
インシュアランス及びイーブンマネーが成立する可能性はかなり高くなります。
しかし、残念なのがカジノで「シングルデッキ」の場所はほぼ無いみたいなので、実際のカジノで使えることは無いというのが事実のようです。
カウンティングして確率が高いと判断できる場合
カジノで実際に使えるのはこちらのパターンになります。
一般的にブラックジャックでは6〜8デッキのカードでプレイすることが多いのですが「10、J、Q、K」が出ている枚数とプレイ回数を覚えておけば残りのカードでブラックジャックになる可能性を計算することができます。
いわゆるカードカウンティングと言われる方法で、確率を計算することになります。
といってもカウンティングしてしっかり確率を出そうとするのも大変です。
もちろんカジノ側もカウンティング対策して早めにカードをシャッフルするようになっていたり、最近では常時機械がシャッフルするようになっている場合もあります。
だから実際のところ、カウンティングしてインシュアランスするのは難しいといえるようです。
ブラックジャック インシュアランスのまとめ
ここまでブラックジャックのインシュアランスについて書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
内容を簡単にまとめてみるとこのようになります。
- インシュアランスはしないのが無難
- するならシングルデッキでプレイヤーに見方がいる時
- するならカウンティングして確率を計算する
このようになります。
実際のところ、インシュアランスを成立させるのはかなり確率的に厳しいようです。
だからブラックジャックで遊ぶ際は、必勝法とも言われる「ベーシックストラテジー」に忠実にプレイするのが一番良いということでした。